FXを始めたばかりの初心者にとって、「どの通貨ペアを選べばいいのか?」は最初の大きな悩みです。
通貨ペアによって値動きの特徴や取引コストが異なるため、選び方次第で取引のしやすさが大きく変わります。
ここでは、初心者におすすめできる通貨ペアとその理由を紹介します。
USD/JPY(ドル円)
初心者に一番人気の通貨ペアです。
- 理由:世界で最も取引量が多く、スプレッド(売買の手数料的なもの)が狭いため、取引コストが低い。
- 値動き:比較的安定しており、急激な乱高下が少ない。
- 情報の多さ:日本語でのニュースや分析情報が豊富で、初心者でも相場状況を追いやすい。
ポイント:経済指標発表や日米金利差などが主な動きの要因。特に日銀やFRBの政策発表時は大きく動くことがあるので注意。
EUR/USD(ユーロドル)
世界で最も取引量が多い通貨ペアの一つ。
- 理由:スプレッドが狭く、取引コストが安い。
- 値動き:トレンドが出やすく、チャートのパターン分析がしやすい。
- 情報:欧州や米国の経済指標が豊富で、予測しやすい。
ポイント:欧州中央銀行(ECB)の政策や米国の経済指標が値動きのカギ。トレンドフォロー型の戦略に向いています。
EUR/JPY(ユーロ円)
日本人トレーダーに人気が高い通貨ペアです。
- 理由:値動きが比較的大きく、利益を狙いやすい。
- 値動き:ドル円よりもボラティリティ(価格変動の大きさ)が高く、トレードチャンスが多い。
- 情報:ユーロと円の動きを理解する必要がありますが、主要ニュースが多く情報を集めやすい。
ポイント:値動きが大きい分、リスク管理を徹底することが重要。損切りラインをあらかじめ決めておきましょう。
初心者が避けたほうが良い通貨ペア
マイナー通貨ペア(例:トルコリラ/円、南アフリカランド/円)
→ 高金利で魅力的に見えますが、値動きが激しく予測が難しい。
流動性の低いペア
→ スプレッドが広く、取引コストが高くなる場合があります。
まとめ
FX初心者におすすめの通貨ペアは、
- USD/JPY(ドル円):安定感と情報の豊富さ
- EUR/USD(ユーロドル):世界最大の取引量、トレンドが掴みやすい
- EUR/JPY(ユーロ円):利益チャンスが多いがリスク管理必須
まずは取引コストが低く、情報量の多いメジャー通貨ペアから始めることで、FXの基礎を身につけやすくなります。
慣れてきたら、自分のトレードスタイルに合った通貨ペアを少しずつ広げていくと良いでしょう。